建築金物を追加した部分(頬杖) 柱の引き抜け対策に平金物を外施工   
     
現在までにDIYで改善した内容を紹介しています        2017:05:01  No.09 

我が家は、一階と二階の平面図を自分で書いて知り合いの工務店で建ててもらいました。
設計で、一階の角に張り出し部を造るので、この部分の耐震のために、二階は窓を取らず壁にしました。
なので、40年ほど前の建築当初から、この部分の耐震について、不安がありました。
阪神淡路大震災で、震度5弱を受け、ガスが自動で停止しましたが、当該部分の構造体に影響は見受け
られませんでした。
部屋の一部を耐震化するのに併せて、火打ち金物で頬杖をすることにしました。
また、我が家は、旧耐震基準の木造建築なので、ホールダウン金物が有りありません。
そこで、木造家屋の柱と土台と基礎を補強する安価で簡単に施工出来る平金物を外付けしました。

☆ 建築金物を追加

下記柱、壁壁配置図は、一階居間の壁、柱の配置図です。
斜線部分が張り出しているため、赤線方向に欲しい耐力壁が無いうえに、この部分の上に二階があり、建てた当時から、気になって
いた場所でした。
阪神淡路大震災の振れ方向に合致していましたので、天井を切開して調べましたが、構造体に影響は見受けられませんでした。
改装を機会に、赤線方向を火打ち金物で頬杖構造で補強することにしました。

かすがいで補強部

右下の写真は、張り出し部の天井を切り開いたところです。
張り出している斜線部分の通し柱と繋ぎ梁(繋ぎ胴差?この位置では梁と呼ぶのか胴差と呼ぶのか?)との繋ぎ金物が見当たらず、
(下記配置図の青色の
印部)かすがいで補強したものです。
桁には引き寄せ金物の羽子板ボルトで取り付けてあるのが見られました。
なお、印の通し柱と梁にも羽子板ボルトが付いていました。

一階居間柱、壁配置図
かすがいで補強 (天井を切開した写真です)

火打ち金物で補強部(頬杖)
上部の写真は、張り出し部の天井を切り開いたところです。
配置図の通し柱と梁の赤色の所に火打ち金物を取り付けることにしました。(右写真の黒線で結んだ位置になります。)
これは、視覚的に圧迫感の少ないように考えてのことです。
素人なので、構造計算はできませんが、耐震の方向性は間違っていないと思います。
写真にありませんが1F天井から2F床組の梁と柱に架けて合板を貼り付け、さらに補強をしています。
周りの壁は、受け材(垂木)を設けて構造用合板を貼りつけました。
張り出し部分の下地ベニヤを剥がしたところ
構造用合板を受ける下地材(垂木)を取り付ける
耐力壁の不足部分に金具を補強したところ
表面の下地ベニヤ板を外したところ、現れたのは15*40の受け桟のみでした。
見た限りでは家の角部分なので、大きな地震がくれば、ひとたまりもなく、捩れて倒壊する良い例に見えます。
これで、震度5強に遭っても壁にひびもいかず、良く済んだものだと改めて思いました。
火打ち金物は、9*90のコーチスクリューと付属の平くぎで固定しました。
なお、写真にはありませんが、出来る範囲で柱と梁に架けて現物合わせで構造用合板を貼り付けて補強をしました。

補強にカバーをしたところ
二面はベニヤを貼り付け
完成 仕上げは壁紙の予定です
写真は、火打ち金物を付け、天井下地板を貼り終えたものです。
この火打ち金物を、どう隠すか悩んだうえ、仕上げ作業がし易い方法を選択しました。
壁面の仕上げ作業は、後刻にアップします。
すべて、現物合わせの仕事なので、寸法取りが大変です。
仕上げに壁紙を考えていますので、段差の無いようにしました。

上記A部の三角形をした板は柱にビス止めしています。
金物のカバーの仕上げですが、下側から見るとこんな感じから、ベニヤ板をを貼り付けます。
天井がみえているので、圧迫感は少ないようです。
壁紙を貼れば、違った見え方になりますが。?
地震対策が先なので、壁紙を貼るのは少し先の事になります。
当分この状態で生活することになります。

☆ 柱の引き抜け対策に平金物を外付施工
新耐震基準の木造建築は、地震の時の柱のほぞ抜けを防ぐためホールダウン金物の設置が義務ずけられています。
旧耐震基準の住宅では、ホールダウン金物を新たに付けるには、リホーム時に施工する方法が一般的になっています。
また、
外付けホールダウン金物を後付けする場合を検索すると、結構高価な工事費となっています。

そこで、安価な平金物を使用して、DIYでも簡単に施工できる以下の方法で施工しました。
しかし、この方法が、震度7の地震に耐えるかどうかは、解りません。
家屋の周り、10か所に施工しました。

外施工のイメージ
外施工はこんな感じです
コーチスクチュー

小さ目の下穴をあけてから締めています
アンカー (販売している状態)
ピンを抜いて基礎に打ち込む
下穴は、コンクリート用ドリルを使用してあけます。
基礎に打ち込む時は、ナットを緩めてボルト頭を下げておきます。
ケミカルセッターを使用すれば安心です。

施工後の写真
室内からの事例(柱に直付け 階段部です)
確かにホールダウン金物が見当たらない
室内からの事例
大壁構造の壁面を土台まで伸ばした壁面、土台
基礎を緊結しています。

構造用合板は、柱と土台と一体化しているので
地震よる柱の引き抜けを防ぎます。

外付けの事例
外付けの事例
シリコンコークの仕上げが雑ですね
強度は解りませんが、こんな簡単に安価で安全が確保出来るとは?

        現在までにDIYで改善した内容        (↓必要な項目を選択し、クリックするとページが開きます)
No.01  2016:01 排水パイプの詰まりを解消 No.11  2017:09 工作室に改装その2  工作台製作、壁を遮熱塗装
No.02  2016:03 道具類、工具類 No.12  2017:11 一階居間の壁を一部耐震化
No.03  2016:05 道具類、工具類 構造上の欠陥(母屋接続部) No.13  2018:01 二階洋室の改装 その1 旧壁、床を撤去後、耐震化
No.04  2016:07 道具類 建築金物 構造上の欠陥(火打ち梁が無 No.14  2018:03 二階洋室の改装 その2 床に断熱材、杉無垢材の施工
No.05  2016:09 その他の道具類 補強が必要な欠陥部分の改善 No.15  2018:05 二階洋室の改装 その3 壁紙と化粧柱の施工、 壁パネルの補修
No.06  2016:11 研磨治具類、出隅、床鳴り、桁補強、垂木の繋ぎ位置 No.16  2018:07 二階和室の改装、床に断熱材、壁面の耐震化
No.07  2017:01 洗面脱衣所の改装(水回りの変更、点検口移設等) No.17  2018:09 台所の改装、地震震対策で、ガラス戸を障子や樹脂板に変更
No.08  2017:03 一階の廊下、玄関周りの改装 No.18  2018:11 一階居間の壁を耐震化、床を断熱耐震化、畳替え
No.09  2017:05 建築金物を追加(頬杖) 柱の引き抜けに平金物 No.19  2019:01 一階居間の天井、壁に壁紙、腰壁、化粧柱を施工
No.10  2017:07 工作室に装その1 壁面の耐震化、バリアフリー No.20  2019:03 一階和室の床を断熱、耐震化、畳替え

ひとやすみ
見た目、リラックスした様子のクロ
「うれしいけど、、、複雑な気持ち」
思いやりが迷惑なチャッピー
「これ以上、包まないでください、、、、暑いのです」


ラジコン
カムリとか言ったっけ? ピッチ調整中

PHOENIX V5 RCフライトシュミレーター
ヒューズ

私事(2017.02.28現在)
現在、クロちゃん(21歳9か月)がここ二週間ほど前から食事を採らなくなり、水しか飲まなくなりました。
トイレ(小)は、よれよれしながらも自力でトイレで用を足しています。
過去にチビくん(18才で天国へ行きました)が亡くなるまで約8年ほど糖尿病のためインシュリンの注射を朝、夕打つ闘病生活が続きました。
チビくんの場合、獣医さんから、「最期はゆっくり自宅で好きな物を食べさせてあげてください」と指導があり、静かに看取りました。
なので、クロちゃんとは大声を発するようになってから昼夜4年ほど手の届く範囲で過ごしているので、鳴けば、撫でる程度で普段通りに接しています。
抱っこして、水を時々注射器であげていますが、上手にごくごくとむせる事無く嚥下します。
人間でいえば、100歳を超え、回復は期待できないので、このまま静かに接してあげたいと思っています。

その後の経過
(2017.03.10現在)
2月13日から水しか飲まなくなったクロちゃんですが、その後も水しか飲まない状態が続き、24日目の3月8日、午前8時25分天国に旅立ちました。
チビくんと同じく、動物霊園でお経をもらって、火葬後、合同墓に埋葬していただきました。
これで、昔のように、二人(二猫)で仲良く遊ぶことができると信じています。

(2017.04.24現在)
4月24日、  四十九日法要を無事終えました。
これで、チビと一緒に天国で、楽しく遊んでいることでしょう。
クロちゃん、長い間 ありがとう。
なお、チビとクロのひと休み写真は、今後とも引き続き掲載させて頂きます。
   


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