二階の洋室を工作室に改装 その1(壁面の耐震化、バリアフリー化)      2017:07:01  No.10
          現在までにDIYで改善した内容
を紹介しています

阪神淡路大震災以来、箪笥と同居する危険性を感じ、別の三方壁の部屋に向かい合わせで置くように移動させました。
まず、耐震化のため壁面強化と床の張り替えに併せて敷居を低くし、見切り板をつけて出入り口のバリアフリー化をしました。
今回は、柱と梁と根太と合板の位置関係について、施工前と施工後の写真と断面図を紹介しています。
No.04 構造上の欠陥(火打ち梁が無かった)で紹介したように、旧耐震基準で建てられているので、今回も、角隅に筋違いが無い
(私なら入れる)事が判り壁面を補強することが出来ました。
次回は、完成になります。

☆ 壁面の耐震化
説明
納戸として使用していた部屋(洋室)を工作室に改装する際に、耐震補強した経過の写真です。
A は化粧板と桟を一部外したところ。
断熱材の向こうは、外壁になります。
撤去中の横桟は、胴縁16*40の材料で、その上に化粧合板を貼り付けていました。
なお、外壁は、ラス張りの上リシン掻き落としで、後に外壁塗装をしています。
2Fの角隅になりますが、筋違が入っていませんでした。
解体してびっくりです。 よく、こんな仕様で震度5弱に耐えたものですね。
B は旧桟を外し、新たな受け桟(垂木45*45)を管柱と間柱の間に設けたところです。
見た目にも骨組が丈夫になりました。垂木は75ミリのコースレッドを使用しました。
  C、D は紙の貼ってある合板は、3*6の板を加工無しでで柱の芯から芯に貼っています。
ピッチは、基準は指定釘を150ミリピッチですが、すべて、コースレッドを使用して
100カ所前後で留めています。
コースレッドの頭は、5層の板の1層に食い込むようにしています。
受け材の垂木は、現物合わせになりますので、寸法の長いものから施工します。
短く切りすぎた場合、隙間が空いたまま施工せず、他の短幅部に流用します。
受け桟は、根気のいる仕事ですが、骨組なので、手を抜かず取り付けました。

壁に貼った紙は、各壁面の合板寸法表です。
A 化粧板と桟を外しているところ
見えない化粧板の内側の状態です

B 受け桟を新たに設けているところ
管柱と間柱の間に受け材を設けます
C 合板を貼っているところ
柱から柱にかけて合板を貼ります
D 同室の別の位置です
右側の戸はDIY-6の再利用した引き戸です

従来の工法(内壁と梁、胴差が一体化していない)
従来の柱と梁と根太と合板の位置関係の写真と図面です その1
その1 従来断面図
従来
常は、床板の端が、その1の断面図(左図)のように壁板より壁の中に入り込んで
巾木で仕上げされています。
これでは、筋違の無い状態では横揺れに対して何の抵抗力もないようにに思えます。
化粧板、桟、受け材は無理なく撤去できますが、巾木の撤去が一番大変な作業でした。

巾木の撤去と床板の切り取り
巾木の材料がラワン材なので硬く、さらに釘が食い込んで打ち込まれているので、バールを玄能で釘の頭に叩き込んで梃の原理で、引き抜きます。
さらに、壁際から約30センチ幅で構造用合板を梁などに貼り付ける際のドリルの振り回し用にカットしておきます。
その1の写真参照
今回の工法(内壁と梁、胴差が一体化している)
今回上記の写真に構造用合板を貼りつけた写真です 
その2

その2 今回断面図


今回

その1の写真に受け材を取り付けた後、構造用合板を貼りつけた写真です。
左断面図のように柱から胴縁や、梁にかけて直に貼り付けます。
上記の図面から桟が無くなりますので、少し広くなります。
貼る壁面で写真の通り、垂木、小梁、火打ち梁、引き寄せ金物のナットなど切り込みが
必要で、手間がかかりますが、耐震力は従前に比べ格段に上がると思います。
左の写真は、他の部屋の写真で解りやすいもがあったので、転記しました。
垂木は、従前と同じく小梁に、壁の合板には床ボンドで貼り付けるので壁と床が一体となり、揺れに対する抵抗力が格段に増加します。

 出入り口のバリアフリー化 
改善前の敷居の高さ
敷居の高さが25ミリ程あり、モール材で緩衝も、高い事は変わらないので敷居自体を低くしました。

敷居を外したところ (合板で塞いでいる部分)
敷居を外した後、合板を安全のため嵌め込んだ写真です。
右部の廊下の床板も外して、元の位置に嵌め込んだもの。

壁、床、廊下、敷居、構造の補強が同時進行
No.6 マクラ梁の補強の使用写真です
同時進行の施工順番が大変でした。
敷居部の拡大
No.6 床鳴り 使用写真を流用したものです。
水平に頑丈に注意して取り付ける必要があります。

敷居を元に戻す
改善前の写真に比べれば随分低くなりました。
結果、引き戸の高さ寸法が、足らなくなりました。

引き戸の寸法修正
引き戸の高さ寸法が、足らなくなった分、仮に上部
に頭継ぎをしています。
   後日、手直します。
バリアフリー完成
見切り板(8×12)は角材を鉋がけし釘留めしました

随分、低くなり、出入りが自然になりました
壁面合板施工中の写真
釘は、外壁に影響があるので、コースレッを使用

床下地合板の完成
構造用合板なので、水平方向の揺れに力を発揮します




        現在までにDIYで改善した内容        (↓必要な項目を選択し、クリックするとページが開きます)
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クロのウトウト
こんな肩の凝る姿勢で、、、、横になれば楽なのに?
獲ったどー
ゲージの寸法が45センチです。約60センチ弱位
 

競技会
スタートしたところ、、、緊張が極限

向こうの3人はジャッジです
後ろは、助手で競技開始や、内容をコールしてもらっています
PHOENIX V5 RCフライトシュミレーター
アパッチ(戦闘ヘリ)




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