二階 和室の耐震対策(床)、床に断熱フォーム、壁紙         2018:07:01  No.16
            現在までにDIYで改善した内容を紹介しています

和室の耐震化は、耐震に必要な壁を剥がして、受け材を定められた基準で柱、土台、梁に打ち付け、定められた基準で構造用合板を取り付ける必要があります。 また、一階の場合は、壁を剥がして基礎から土台にホールインアンカーを入れる場合もあります。
先の熊本地方の地震で地盤の関係もありますが、新耐震に対応した住宅でも二度のM7の揺れで、倒壊した住宅が見受けられました。
私は、洋室は柱、梁、壁、土台、を合板で一体化(モノコック)して基礎にアンカーを取る方法と、和室は合板を壁面に嵌め込む補強方法を採りいれたことは、トップページでも述べたとおりです。
しかし、この補強方法が、昭和54年に建てられた建物に施工して、M7級の地震に耐えられるかは不明です。
東日本大震災以降、海洋型の地震(東海、南海)の発生確率が高まってきており、また、活断層型地震でも倒壊や家具の下敷きによる死亡、火災などで多大な被害を受けているところです。
現在、各種の耐震方法が広く研究されて公開されていますので、いたずらに、既存部分を必要以上に壊さずとも、いかに自宅に適した耐震対策が講じられるかを考える必要があると思います。

2018年06月18日07時58分、大阪府北部を震源地とするマグニチュード6.1最大震度6弱の地震がありました。
我が家は、震度4の地域に該当していました。
阪神淡路大震災の震度5弱に比べれば、大した揺れではありませんでしたが、これも、耐震補強をしたおかげと考えています。
地震の活動期に入っていることから、素人にも簡単に安価に出来る、外付けで基礎と土台と柱を平金物で固定する No.09 柱の引き抜け対策に平金物を外施工を参考
にして頂ければ幸いです。( この工法に現在のところ評価はありませんので自己責任の工事となります )

二階 和室の床構造の耐震対策
床鳴りの原因を発見
見た目問題なしです
釘留めをしていても鳴っていたかも
持ち上げるとゆるゆるです
床ボンドを併用し固定ました
説明
No.06  2016:11:01研磨治具類、出隅、床鳴り、桁補強、垂木の繋ぎ位置で、廊下の床鳴りについて、その原因を突き止めましたが、この部屋も、一階の居間に居て直上の和室で人の動きがあると、少し気になる時がありました。
この部屋は、過去に一度、大工さんに床鳴りが気になって添え木補強をしてもらったことがあります。

その後、一度、構造チェックのため、床板(普通合板 12ミリ)を捲って火打ち梁を付けるの補強を行った時には、発見できませんでした。
今回、床の剛性を上げるため、構造用合板に交換時、全ての接合点をチェックした時に見つけたものです。
原因は、釘留めと垂木受けが無く、根太彫りが甘かったことが判り、根太ボンド併用で受け材を設け、ビス留めをしました。
なお、添え木は全て、ビス留めの追加補強をしました。

蟻継ぎ部分に引き寄せ金具を付けました
付ける前の写真
安心のために付けます
付けた後の写真
見た目も安心を得ました

事例
 No.05 2016:09:01 補強が必要な欠陥部分改善で、土台を通して和室と台所の大引きに引き寄せ金物を取り付けました。
今回は、蟻継ぎ部分を補強するため、取り付けました。
蟻継ぎの男木側で、少し明るい部分は、女木側より高かったので鉋掛けをした部分です。
拡大写真

火打ち梁や平金物を付ける
火打ち梁や金物を取り付けました
帯金物は柱と巾木間を繋いでいます
拡大写真
床受け材は既設受け材にビス留めで補強しています
説明
火打ち梁の取り付け

以前、構造チェックのため、床板(普通合板 12ミリ)を捲って火打ち梁を付けるの補強を行った時コーチスクリューが9-50だったので、今回、9−75に変えたものです。
コーチスクリュー

コーチスクリューを使用する場合は、必ず少し小さ目の下穴を空けます。
火打ち梁と床板を構造用合板にすることにより、平面の剛性が大幅に上がったものと思います。
耐震対策 壁、床に構造用合板を貼る
壁の耐震化
古い繊維壁の状態
古くなると、触れるとボロボロ落ちてきます
壁面に構造用合板を嵌め込んだ写真
パテが派手かも、、(材料の表面が悪かった)
作業順の説明
1、古い繊維壁は、スプレーでかべに水を吹き付けて、スクレーパーで削ぎ落とし、ワイヤーブラシを掛けます。
下地表面の仕上げは、モルタルでした。
2、次に、間柱の位置の上下をチェックしておきます。
3、鴨居と畳寄せ、柱間に貼り付ける合板を切り出します。
全て寸法が微妙に相違しますが、妥協は禁物です。
従って、夏向きの作業ではありません。
4、合板にビス位置の線を卦がいておきます。
5、一度、壁に嵌め込んで、卦がいた線上に適当なピッチで、下地木材が通る位置までドリルで下穴を空けます。
6、下穴作業が済めば、一度、合板を外し、ドリル作業のセメントで汚れた下地と合板面を清掃、平滑にします。
7、次に、ボンドを合板の接する柱、鴨居、間柱、畳寄せのほか、適当な間隔で壁面に塗布します。
8、合板を嵌めこんで、ビス止めすれば完了です。
床の耐震化
普通合板の床板
普通合板は、見た目は綺麗ですが、弱い
構造用合板の床板の完成
構造用合板は、見た目も頑丈そう
畳寄せ、柱、根太を金具で固定

L型金具を取り付ける場合、根太の接面が高くなる寸法だけ鑿を入れます。 この上に合板が載ります。
その他火打ち梁を付ける拡大写真の平金物を桁と畳寄せの間にとりつけて、耐震化を計りました。
床板を貼る場合、前もって、ビス位置の線を引いておくと楽にビス留めができます。
金物は、畳を敷くと隠れる位置に取り付けます。

床の断熱対策
断熱フォームを入れる

断熱フォームの厚さは30ミリです。
15*15の角材を、垂木の下端に釘打ちします。
フォームは角材の上に、垂木と垂木の間にはめ込みます。

断面が、斜めにならないように気をつけて、大きめのカッーナイフで切断しましょう。
フォームは、厚さの半分くらいに切り込みを入れて、曲げと、パキンと割れます。
15*15角材取り付け治具         断面図

15*15の角材は150くらいの長さにあらかじめ切断し、さらに、釘の下穴を空け下穴にくぎを差し込んでおけば、楽です。
受け金具が市販されていますが、自分で何かと試行錯誤しながら進めるのも、また楽しいものです。
特に、単純同一作業は、どんな治具を使用するかで、仕事の効率と体の疲れ合が変わります。
紙を貼る
生のり壁紙を貼るついでに、障子も張り替える
壁紙の切断
カッターの刃は、まめに折って変えます
写真の寸法切りは長押の上から天井までのようです
壁紙、障子貼り完了で完成
壁面が新しくなり、新築のようになりました
生のりつき壁紙 30m 6畳パック 7200円を購入
余ったので No.14  2018:03:01 洋室の改装その2の古い壁紙も張り替えました。(下の写真になります。)
おかげで、2室の壁紙が新しくなり、2室とも改装計画が完了しました。

改装作業中

腰壁が終わって、床作業のようです。
壁紙完了

完成ですが、空部屋です。
壁紙を貼り終わりましたが、後日、残った壁面の耐震化をすることとなります。


        現在までにDIYで改善した内容        (↓必要な項目を選択し、クリックするとページが開きます)
No.01  2016:01 排水パイプの詰まりを解消 No.11  2017:09 工作室に改装その2  工作台製作、壁を遮熱塗装
No.02  2016:03 道具類、工具類 No.12  2017:11 一階居間の壁を一部耐震化
No.03  2016:05 道具類、工具類 構造上の欠陥(母屋接続部) No.13  2018:01 二階洋室の改装 その1 旧壁、床を撤去後、耐震化
No.04  2016:07 道具類 建築金物 構造上の欠陥(火打ち梁が無 No.14  2018:03 二階洋室の改装 その2 床に断熱材、杉無垢材の施工
No.05  2016:09 その他の道具類 補強が必要な欠陥部分の改善 No.15  2018:05 二階洋室の改装 その3 壁紙と化粧柱の施工、 壁パネルの補修
No.06  2016:11 研磨治具類、出隅、床鳴り、桁補強、垂木の繋ぎ位置 No.16  2018:07 二階和室の改装、床に断熱材、壁面の耐震化
No.07  2017:01 洗面脱衣所の改装(水回りの変更、点検口移設等) No.17  2018:09 台所の改装、地震震対策で、ガラス戸を障子や樹脂板に変更
No.08  2017:03 一階の廊下、玄関周りの改装 No.18  2018:11 一階居間の壁を耐震化、床を断熱耐震化、畳替え
No.09  2017:05 建築金物を追加(頬杖) 柱の引き抜けに平金物 No.19  2019:01 一階居間の天井、壁に壁紙、腰壁、化粧柱を施工
No.10  2017:07 工作室に装その1 壁面の耐震化、バリアフリー No.20  2019:03 一階和室の床を断熱、耐震化、畳替え


ひとやすみ
ニャー君の 
「見ーつけた」 野生のまなざしで、鋭い眼光です。
クロちゃんの 「見ーつけた」
チビくんの 「見ーつけた」
猫は暗くても見えるんです

獲ったどー
さらに小さい、、、45センチ弱
タンポポ
花の文化園で撮影

花の文化園で撮影


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