一階居間の壁を一部耐震化                     2017:11:01  No.12
            現在までにDIYで改善した内容を紹介しています

この部屋は、壁量が多いので、旧耐震基準の壁面を耐震化すると効果的です。
現状2 .撮影方向Aの改装前の状態を見ると、一見、外見上、ひび割れも無く、何等、問題がなさそうですが、耐震化工事 4 壁を剥がしたところを見ると、骨粗しょう症の壁に感じざるを得ません。
また、筋違が入っていても、取り付け金物、ホールインアンカーが無いので、地震による柱抜けは免れません。
そこで、柱と土台と基礎を補強する安価で簡単に施工出来る平金物を、
No.09 柱の引き抜け対策に平金物を外施工のほか、今回は、床下の壁仕様について 壁面の仕上げ断面図のような仕様で改装にしました。
断熱材、床板と畳敷きは、後刻アップします。
さらに、
火打ち金物で頬杖では、この部屋の天井部分を一部剥がして頬杖の補強をしています。

☆ 壁を耐震化

現状
この部屋は板の間の洋室であったものを、以前、畳寄せを入れて畳敷きにして、日常使用していた部屋です。
、の居間の広さは、6畳強で、一部、張り出しています。
、の写真の壁紙と2.5ミリ程度の下地ベニヤと胴縁を取り除いて構造用合板取り付け用桟(垂木)を柱と間柱の間に取り付けます。
下地ベニヤと胴縁は人力で簡単に剥がれました。
巾木はラワン材の20*40でL=75の釘で床板から垂木、にかけて打ち込まれており、釘を抜くのが大変です。
3、は合板を貼り終えた状態で、壁紙で仕上げを残すだけの写真です。
  仕上げは、壁紙の上に杉の化粧柱を貼り付け、イメージを変えようと思っています。
1.一階居間の平面図です

床は、板の間は冷えるので、後に畳を敷きました。
畳の厚さは、20ミリ位です。
床の仕上は何にするかは、未定です。
2.撮影方向 A の改装前の状態
3.左記の写真の合板貼り付け完了写真
この状態の壁面は、パテ埋めと壁紙を貼るだけです。
まだ、壁と床の作業が残っていますが、手が回りません。
床は、断熱材を入れるつもりです。


耐震化工事
(撮影方向
の写真は、壁の下地ベニヤを剥がしたところの写真です。
天井部は、前掲
No.09 火打ち金物で頬杖で説明しています。
この部分は、我が家で地震に一番弱い部分です。
ここまで解体すると、地震がこないことを祈るのと、構造用合板の早急な貼り付けが必要です。
の写真は、壁の胴縁を剥がしたところの写真です。(胴縁は面白いほど簡単に剥がれます。)
の写真は、構造用合板を貼り付けるための準備工事の写真で、補強を兼ねる合板の受け桟材は垂木(45*45)を使用しています。
上部は、天井面の高さで横桟を入れています。(本来、梁まで貼りたいのですが、素人ではここまでで、後は二階の床を捲った時に必要に応じて補強します。
垂木はすべて長さが違うので、現物合わせになるので大変根気のいる作業です。(少し突っ張る程度に嵌めなければいけません。)
垂木の柱や間柱への固定は、75ミリのコースレッドを使用しています。
おおむね、一枡の寸法がが450*600程度になります。
4.壁を剥がしたところ
この構造では、耐震力に不安を感じざるを得ません。
古い建て売り住宅のほとんどが、この仕様で建築されているのでは?
当時の建築基準には、合致していたものでしょう。
この状態では無防備なので、工事を急ぎます。

5.胴縁を剥がしたところ
6.補強の横桟、縦桟を入れたところ
構造用合板は、柱から柱に架けて貼り付けます。
耐震壁はピッチ150以内で、所定の釘を打ち付けますが、わたしは、コースレッドを使用しています。
合板は、五層になっており、コースレッドの頭を一層目に食い込むように捻じ込んでいます。


貼り付け
前の状態合板の切り出し
場所が違いますが受け桟の配置を終えた部分です。
左右の柱から柱にかけて、大壁構造で合板を貼り終えています。
この位置に、3x6板から切り出したの合板を貼り付けます。
L=43ミリのコースレッドで柱や桟に貼り付けます。
           平 面 図
7、補強の受け桟を入れたところ
8、左の柱、受け桟に貼る切り出した合板

床下部分の壁仕様について
写真では解かりにくいですが、下記の平面図のように床面は畳を上げて壁面から約30センチ程度の幅で壁面に平行に切り取っています。
これは、壁から土台に架けて構造用合板を貼るためです。
さらに、この上から土台と基礎とに引き寄せ金具を取り付けて地震の浮き上がりに対処します。(壁面基礎方向から柱にかけてアンカーが取れないため)
            平面図
床を切り開いた写真
       壁面の仕上げ断面図

床下から見た壁、大引き、垂木、基礎とアンカー



壁から300ミリ程度の幅で、床下のアンカー取り付け作業スペース用に前もって切開しておきます。
電鋸の刃出し寸を板厚にして切開すれば、垂木を傷めずに切れます。
この場合、電ノコからの埃が酷いので、電ノコに紙箱を被せて切断しています。
安全のため、壁面の作業が終わってから、床板の全面切開をします。
普段は、必要がないので安全のため、切り取った床材を元の位置に戻して閉めておきます。

300ミリ幅内で、コンクリートにアンカーを取るため、下穴を開けるのは大変骨の折れる作業になります。
腕が傷と瘡蓋だらけで、痕が残ることとなってしまいます。
床下に潜ればドリルに力が入るので、作業が楽になりますが、汚れることとなります。
壁面作業で、一番大事なことが、垂木の横桟の取り付けとアンカー取り付け作業になります。
壁面にじかに接する旧い垂木は撤去し、新しいものに取り換えるので、床面の水平には特に注意します。

足場が悪く、古材の撤去作業になるので、怪我や破傷風には充分注意して、難しい作業は十分なシュミ
レーションを行ってから作業をしましょう。



        現在までにDIYで改善した内容        (↓必要な項目を選択し、クリックするとページが開きます)
No.01  2016:01 排水パイプの詰まりを解消 No.11  2017:09 工作室に改装その2  工作台製作、壁を遮熱塗装
No.02  2016:03 道具類、工具類 No.12  2017:11 一階居間の壁を一部耐震化
No.03  2016:05 道具類、工具類 構造上の欠陥(母屋接続部) No.13  2018:01 二階洋室の改装 その1 旧壁、床を撤去後、耐震化
No.04  2016:07 道具類 建築金物 構造上の欠陥(火打ち梁が無 No.14  2018:03 二階洋室の改装 その2 床に断熱材、杉無垢材の施工
No.05  2016:09 その他の道具類 補強が必要な欠陥部分の改善 No.15  2018:05 二階洋室の改装 その3 壁紙と化粧柱の施工、 壁パネルの補修
No.06  2016:11 研磨治具類、出隅、床鳴り、桁補強、垂木の繋ぎ位置 No.16  2018:07 二階和室の改装、床に断熱材、壁面の耐震化
No.07  2017:01 洗面脱衣所の改装(水回りの変更、点検口移設等) No.17  2018:09 台所の改装、地震震対策で、ガラス戸を障子や樹脂板に変更
No.08  2017:03 一階の廊下、玄関周りの改装 No.18  2018:11 一階居間の壁を耐震化、床を断熱耐震化、畳替え
No.09  2017:05 建築金物を追加(頬杖) 柱の引き抜けに平金物 No.19  2019:01 一階居間の天井、壁に壁紙、腰壁、化粧柱を施工
No.10  2017:07 工作室に装その1 壁面の耐震化、バリアフリー No.20  2019:03 一階和室の床を断熱、耐震化、畳替え


ひとやすみ
私が悪うございました
誤解です、、何も悪いことしてません。

私は悪くないです
言い通せば、勝ちです。
私はなにもしていません
かかわりがないので、議論に不参加です。
はたして、どちらを信じていいものやら?
セミの脱皮
夏の一コマ

獲ったどー
ゲージの寸法が45センチです。 前回より、少し小さい。


TOPページへ
各サイトで掲載に不都合のある場合は、お知らせください。
なお、専門用語で間違いがある場合がありましたらご容赦ください。


     U.R.L  https://ae060201.web.fc2.com/
MAIL  ae060201@ybb.ne.jp




inserted by FC2 system