四分六分法の詳細

このホームページは四分六分法を推奨している訳では、ありません。

使用条件が、標準金型使用の場合
標準金型の概念は、移動量 を参照してください。
下図のとおり、内寸と外寸の差2.49を内寸を四分外寸を六分に配分してそれぞれの移動量とするものです。
6t、45 曲げの詳細図面で四分六分法を説明します。
伸び量の計算について ( 関数電卓での計算説明です。)
45゚/2=22.5゚
22.5゚をTANに置換します
0.414213562…となります。
これに、板厚を掛けて内寸と外寸の差を求めます。
0.4142…*6=2.4852…      ( 右図参考 )
これに、係数0.6を掛け2倍します。
2.4852*0.6*2=2.98
これが伸び量(両辺の和)となります。
外寸は伸び量に対応しますので減算します。
曲げ作業は*1/2で使用します。

縮み量の計算について
内寸が表示されている図面の場合に利用します。
縮み量は、上記係数0.6を0.4に置換します。
縮み量は内寸に対応しますので、加算します。
曲げ作業は*1/2で使用します。

参 考
図面と計算過程が内寸、外寸計算機と同じです。

注 意

四分六分法の問題点は、移動量の計算方法に記述しています。
使用に当っては、ご注意ください。



下記のグラフ
は、SPHC-P 6t の伸び量と縮み量をあらわしたものです。
D が、四分六分法の移動量になります。(参考 伸び量、縮み量の世界から)
X軸が角度、Y軸が移動量を表しています。
注意 伸び量と縮み量では、移動量の縮尺が相違します。
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