参考
伸び量と縮み量は相関しており、グラフ化すると、日常使用しているデータが目視できます。
縮み量が、角度が60度前後位から伸び量に比して減衰しているのは、曲げ角度による板金とパンチとダイの接面の状態にあると思われます。
特に、使用パンチの先端のR、法面の角度や長さ、ダイの法面の角度やV幅などにより、曲げ角度が深くなるにしたがって内面の膨らみが大きくなり、パンチの法面を押し、結果外面の伸張に影響を与えると推測できます。
下記の資料のとおり、パンチの先端部の板金の状態は、角度が深くなるにつれて、圧縮される歪として膨らんできます。
曲げ角度が深くなるにしたがって、、膨らみとパンチの法面への圧力が大きくなりパンチの法面を接面として、板金の外面が伸張されるものと思われます。
さらに深くなってくると、板金の外面がダイの法面へ押し付けられて伸びが大きくなり、相対する縮み量が減少していくと思われます。
このため、曲げ仕様に応じた実作業の中で曲げ角度<90゚ の正確な角度別のデータを収集して数値、数式などの修正を待つ必要と更なる違った観点からの移動量の思考が必要と思われます。
これは、私見であって、正確なデータを積み上げた結果に基ずくものではありません。
正確な移動量の算出は、自社の扱う材料と使用金型との組み合わせと長年の実績から生れるものと思います。
資料
下記の写真は、SUS310 9T を 0.2Rパンチ V50 で曲げたものです。
現在の移動量算出方法について
☆ 中立線を利用して係数を乗算する方法。
☆ 有限要素法を使用する方法。
☆ 中立線と長年の実績値から求める方法、などがあります。
注 記
違算を無くすため、各3回検算を行っています。
特に、A社の縮み量は入念に試行、試算を行いました。
(外寸と内寸と別計算となっており、相関が認められない。)
縮み量は、移動量が少ないので、上記のグラフの伸び量表示と目視の比較対照となりません。
A、B、C、D のお問い合わせには応じられません。
TOPページにリンク
要約版にリンク
|