直線中心角

曲げ作業にかかわる円と直線と角度の関係について作図しました。
エクセルの計算に必要なので、形だけでも、覚えておいてください。


  円と直線の図                                


円と直線の関係
半径は直径の1/2です。
半径は中心から円周までの距離です。
中心と円周に接する接線の接点とを結ぶ直線( 半径 r )とは垂直です。
直径は必ず中心を通ります。
円周の長さは 直径 × π ( 2 π r ) で求められます。
π は円周率で、円周率とは円周の長さが直径の長さの何倍になるかという無理数で 3.14… になります。

円と中心角の関係
(ラジアン角度)
半径の長さACの円周上で、図のように半径の長さACと円弧の長さBCが等しい時、
円弧BCのなす中心角∠BACの角度を1ラジアン角といいます。
図面にはラジアン角表示は、ほとんどありません。
角度が度分秒で表示されている場合は、10進法(10進数)に置換します。
エクセルの角度計算は、ラジアン角度を単位とした計算式で計算します。
したがって、360゜=2π、180゜=π、 90゜=π/2、 45゜=π/4 で表されます。
エクセルでは、
π→PI()  π/4→PI()/4 = RADIANS(45) という表現で使用します.
このホームページでは、10進法(10進数)の入力になります。

曲げ作業を行なう場合
最初と最後の曲げ位置は、上記図面のように接点から曲げ位置までの曲げ寸法を曲げピッチの1/2分減じる必要があります。
したがって、曲げ寸法は図面上の最初の接点から最後の接点の寸法ではなく、曲げピッチ分少なくなります。

ダイを選択する場合、板厚とV幅と曲げ傷を考慮し極端に狭いもは避けましょう。
曲げ傷(内面)を嫌う場合、パンチ先端が▽より□で1000R程度のものを使用しましょう。
曲げピッチの多い場合早めに曲げ角の修正をしましょう。
曲げる毎に、手元のワークが上昇するのでバックゲージの下にワーク受けを付けましょう。
詳しくは円形曲げをご覧ください。


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