円 形 曲 げ


円と直線の関係
半径直径の1/2になります。
半径は中心から円周までの距離です。
中心と円周に接する接線の接点とを結ぶ直線( 半径 r )とは垂直になります。
直径は必ず中心を通ります。
円周の長さは 直径 × π ( 2 π r ) で求められます。
πは円周率で、円周率とは円周の長さが直径の長さの何倍になるかという無理数で 3.14… になります


                                   
展開長の計算(180゚)

曲げ半径が大きい( 板厚の5倍以上 )場合、曲げ部分の板厚に変化が無く、展開長は板厚の中心で算出します。


   
計算
= (直径100+板厚6)*3.14*180/360になります

曲げ作業を行う場合

作業時は、必ず原寸図を引きましょう。
最初と最後の曲げ位置は、上の図面のように接点から曲げ位置までの曲げ寸法を曲げピッチの1/2分減じる
必要があります。
したがって、曲げ寸法は図面上の最初の接点から最後の接点の寸法ではなく、曲げピッチ分少なくなります。

実際の曲げ作業は、回数、一回あたりの曲げ角度は割り切れないので、 曲げ開始点と終了点を位置決めし、
中央部付近で卦がいて寸法の調整曲げをする必要があります。
曲げ回数が進むごとに手前側が上昇していくので、当たり側が突き当てに確実に当るよう突き当ての下に受け板
(万力などで突き当ての下に受け板を固定する)をつけて曲げれば、楽に作業ができます。

最初の曲げだけ、曲げ角度が強くなります。
曲げ角度は早いうちに補正しましょう。
ダイを選択する場合、板厚とV幅と曲げ傷を考慮し極端に狭いもは避けましょう。
曲げ傷(内面)を嫌う場合、パンチ先端が▽より□で1000R程度のものを使用しましょう。
プレスブレーキにより、NC入力可能な機種があります。


参考
円形曲げ180゚の曲げ順




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