ピタゴラスの定理計算
  

ピタゴラスの定理のおさらい
参照演算子*関数
X2  =  Y2  +  Z2 
  Y2 =  X2  -  Z2   
Z2 =  X2  -  Y2
の式であらわされます。

X2 = Y2 + Z2の式に図面の数値を当てはめてみます。
 X2 Y2  Z2
(60)2 (51.96)2 (30)2
3600 2700 900
この式では、開く(平方根を求める)作業をしなければX=60が求められません。

エクセルで組む数式
演算子と関数を組み合わせた計算
 () はべき乗を返します
 X=60^2のセルを指定(クリック)して、数式欄に=51.96^2+30^2と入力すると60^2=3600がかえります。
 しかし、答え60を求めるには、3600を開かなければなりません。
 そこで、関数式のSQRT( 平方根をかえす )と共に使用します。
 ( 60を底、2を指数、^を演算子(キャレット)とよびます。)

Y2+Z2の計算 
入 力 式  出  力       説    明    
51.96^2+30^2  3600 ← 演算子(キャレット)でX2=Y2+Z2=60^2の3600がかえります    
X2を求める計算 (演算子と関数を組み合わせた計算)
入 力 式  出  力       説    明    
SQRT(51.96^2+30^2)  60 ← 演算子とSQRT関数式でX=60が出力されます    

エクセルの入力事例

セル位置 C D E
    説     明
2  Y辺 Z辺 X辺  X辺の60を求めます 
3 51.96 30 60  E3の式は=SQRT(C3^2+D3^2)で60がかえります
に入力→実行すると 必要寸法がかえります  エクセルでは、Sheetのセル位置で表示されます。

使用関数別の計算
SQRTとPOWERを使用した計算
POWER
 数値のべき乗を返します。
60 の 2 乗を求める場合、数式はセル内に下記の入力式を入力すると60 の2乗の3600がかえります。
使い方は演算子 ^ と同じです。
入 力 式  出  力       説    明    
POWER(60,2)  3600 ← X=60^2の3600がかえります 60 の2乗(3600)がかえります    

SQRT
正の平方根を返します。
3600の平方根を求める場合、数式はセル内に下記の入力式を入力すると3600の平方根の60がかえります。
入 力 式  出  力       説    明    
SQRT(3600)  60 ← X=60^2の3600がかえります 3600の平方根がかえります    

結 果
説   明 出  力       入 力 式
関数だけの計算 60 ← SQRT(POWER(51.96,2)+(POWER(30,2)))

SUMSQ と SQRT を使用した計算

SUMSQ
 引数の 2 乗の和 (平方和) を返します。
3600を求める場合、数式はセル内に下記の入力式を入力する51.96と30の平方和の3600がかえります。
入 力 式  出  力       説    明    
SUMSQ(51.96,30)  3600 ← Y=51.96とZ=30の平方和がかえります    

結 果
X=60を求める場合、数式はセル内に下記の入力式を入力すると51.96と30の平方和の平方根の60がかえります。
入 力 式  出  力       説    明    
SQRT(SUMSQ(51.96,30))  60 ← X=51.96と30の平方和の平方根かえります    

注意
セルに数式を入力する場合、隙間を空けずに詰めて入力してください。
隙間を空けるとエラーがでます。
数式の先頭はかならず[ = ] を付けましょう。
使いやすい関数、または演算子を使いましょう。

参考
下記のように、B列とC列の文字がに亘る場合は、当該行のB列とC列のセルを結合し、中央に揃えます。
B 列 C 列
 入 力 式
 SQRT(SUMSQ(51.96,30))
その他、文字の大きさ、罫線、セル位置や配色、などのレイアウトを修正すれば、完了します。
なお、貼り付け位置が変われば、説明のセル位置が変わります。



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