円形曲げ計算機 R>5t 0゚<θ≦180゚
曲げ角は中心角としています
曲げ条件
材料 SS400
板厚 6t
内R 39 曲げピッチ 5
角度 120゚
or
外寸 77.94
計算機のイメージ |
|
角度が分かっている場合の計算機
セル位置 |
B |
C |
D |
E |
F |
G |
H |
I |
J |
4 |
角 度 |
板 厚 |
内 R |
ピッチ |
展 開 長 |
曲げ回数 |
角度/回 |
高 さ |
外 寸 |
5 |
120 |
6 |
39 |
5 |
87.96 |
18 |
6.67 |
25.50 |
77.94 |
外寸が分かっている場合の計算機
セル位置 |
B |
C |
D |
E |
F |
G |
H |
I |
J |
7 |
外 寸 |
板 厚 |
内 R |
ピッチ |
展 開 長 |
曲げ回数 |
角度/回 |
高 さ |
角 度 |
8 |
77.94 |
6 |
39 |
5 |
87.96 |
18 |
6.67 |
25.50 |
120.0 |
必要な数値がかえります |
値はExcelのセル位置でかえります。 |
説明は、計算機のイメージのセル位置になります。
曲げ角が表示されている場合
展開長セルF5の入力
曲げRが板厚の5倍以上の場合は板厚の中心になります。
円周360゚の計算は2πr ( 直径*PI() )で表されます。
展開長 |
87.96 |
(D5+C5/2)*2*PI()/360*B5 |
|
↑エクセルのセル位置になります |
曲げ回数の計算
曲げ回数の計算は ( 展開長 - 曲げピッチ )/曲げピッチ+1 で表されます。
曲げ回数は、割り切れないので、小数点以下を四捨五入あるいは、切捨て整数にするするためROUND関数を使用します。
参考
ROUND関数と小数点表示桁上げの違いは、表示が11でも11=11.00か11=11.095の違いとなります。
曲げ回数は小数点以下の数値が不要なので、ROUND関数を使用します。
四捨五入あるいは、切捨てのどちらを選択するかは曲げピッチ幅によります。
曲げ回数 |
18 |
ROUND(((F5-E5)/E5)+1,0) |
曲げ角度セルH5の入力
一回あたりの曲げ角度は[( 曲げ角度 )/( 曲げ回数 )]で表されます。
高さ寸法セルI5の入力
外Rから内Rの角度差を減算します。
セル位置に置換すると[ (D5+C5)-SIN((180-B5)/2/180*PI())*D5 ]となります。
外 R |
45 |
D5+C5 |
内R角度差 |
19.5 |
SIN((180-B5)/2/180*PI())*D5 |
高さ寸法 |
25.5 |
45-19.5 |
外寸法セルJ5の入力
外Rの角度差の2倍になります。
セル位置に置換すると[ (C5+D5)*SIN(B5/2/180*PI())*2 ]となります。 |
|
外R角度差 |
38.97 |
(C5+D5)*SIN(B5/2/180*PI()) |
外寸法 |
77.94 |
38.97*2 |
外寸入力の場合の計算式
展開長の計算
外寸と板厚の中心までの距離からACOS関数を使用して曲げ角を求め、円周比を積算します。
セル位置に置換すると[ ((D8+C8/2)*2*3.14/360*(180-(DEGREES(ACOS(B8/2/(C8+D8))))*2)
] となります。
曲げ角 |
120.0 |
(180-(DEGREES(ACOS(B8/2/(C8+D8))))*2) |
円周比 |
0.733 |
(D8+C8/2)*2*3.14/360) |
展開長 |
87.96 |
120*0.733 |
曲げ回数セルG8の入力
一回あたりの曲げ角度は[( 曲げ角度 )/( 曲げ回数 )]で表されます。
曲げ回数 |
18 |
ROUND(((F8-E8)/E8)+1,0) |
曲げ角度/回数セルH8の入力
一回あたりの曲げ角度は、曲げ角度を曲げ回数で除算します。
曲げ角度 |
6.67 |
(180-(DEGREES(ACOS(B8/2/(C8+D8))))*2)/G8 |
高さ寸法セルI8の入力
外Rから内Rの角度差を減算します。 |
|
セル位置に置換すると[ (D8+C8)-(SIN(DEGREES(ACOS(B8/2/(C8+D8)))/180*PI())*D8) ]となります。
外R |
45 |
D8+C8 |
内Rの角度差 |
19.50 |
SIN(DEGREES(ACOS(B8/2/(C8+D8)))/180*PI())*D8 |
高さ寸法 |
25.50 |
45-19.5 |
角度セルJ8の入力
斜辺(板厚+内R)と外寸/2からASIN関数で角度が求められます。
角 度 |
120.0 |
ASIN(B8/2/(C8+D8))*180/PI( )*2 |
その他 入力規則の設定
入力規則は、入力間違いの誤作動を防止するために使用します。
入力方法は、ツールバーの[データ(D)] [入力規則(L)]をクリックすると、[データの入力規則]が表j示されるので、
[すべての値]の表示リストボタンをクリックして[ユーザー設定]を選択し、[数式(F)]に入力します。
倫理関数のIF関数を使用し、入力します。また必要な場合、AND関数と共に使用します。
入力条件はR>5t=C5*5で、数式は、=IF(D5>=C5*5,D5,"")になります。
,D5,は、板厚の5倍以上の倫理式[D5>=C5*5]をかえします。 以外は""でD5セルの入力間違いになります。
セルに入力しても、支障ありません。
数式は=IF(0<=B5<=180,B5,"")になります。
倫理式は0<=B5<=180)真の値はB5,偽の値は””になります。
なお、=IF(AND(B5>0,B5<=180),B5,"")でも、差し支えません。
セルに入力しても、支障ありません。
詳しくは、三角関数の計算を、参照してください。
注意
セルに数式を入力する場合、隙間を空けずに詰めて入力してください。
隙間を空けるとエラーになります。
数式の先頭はかならず[ = ]を付けましょう。
数式は拘りません。
これで入力欄のセルに入力すれば出力欄のセルに必要な数値がかえります。
曲げ順など
曲げる場合は、必ず原寸図を引くか、R型治具を使用しましょう
実際の曲げ作業は、回数、一回あたりの曲げ角度は割り切ないので、 曲げ開始点と終了点を位置決めし、中央部付近で
寸法の調整曲げをする必要があります。
曲げ回数が進むごとに手前側が上昇していくので、当たり側が突き当てに確実に当るよう突き当ての下に受け板(万力など
で突き当てに受け板を固定する)をつけて曲げれば、楽に作業ができます。
最初の曲げだけ、曲げ角度が強くなります。
曲げ角度は早いうちに補正しましょう。
曲げ傷(内面)を嫌う場合、パンチ先端が▽より□で曲げRにもよりますが、500〜1000R程度のものを使用しましょう。
プレスブレーキにより、NC入力可能な機種があります。
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