曲げ角度および移動量の概念
第3回目から、下記の通り、鈍角、鋭角の概念を外角度に統一して公開しています。
これにより、エクセルの入力は複雑になりますが、計算機が簡素化されます。
なお、各種計算機への板厚の入力値は実測値を使用してください。
※曲げ角度の概念について
このホームページにおいて、エクセルの入力に当り、鈍角、鋭角、外角、内角の概念について、下記の通りとなります。
☆ 鈍角は0゚〜90゚, 鋭角は90゚〜180゚の取り扱いとなります。
☆ 角度は10進数(10進法)による度数表示仕様となっています。
外角と内角のイメージ
鈍角曲げ図
0゚<θ<90゚ |
鋭角曲げ図
90゚<θ<180゚ |
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※移動量の概念について………TOPページの移動量(抜粋)
このホームページに云う、移動量に関する伸長(伸び量)や圧縮(縮み量)の表現は、展開計算を行う場合に、
中立線の長さ(展開長)をもとめる場合の外寸や内寸から視た中立線の長さの関係です。
外寸展開長は、図面寸法から伸び量(正数表示)を減算します。
内寸展開長は、図面寸法から縮み量(負数表示)を正数として、加算します。
縮み量で、鋭角の場合に、正数で表示された場合は、負数として減算します。(事例 曲げデータ計算機)
※ 例外の場合は、その旨表示しています。
※移動量(伸び量、縮み量)のイメージ |
加工前の板金(展開長=90)
加工中の板金
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説明
伸び量の計算
@ 加工後の2辺外寸の和 50+50=100
(図面寸法)
A 加工前の板金の長さ=90
@ - A=10(2辺の和)が伸び量になります。
縮み量の計算
@ 加工後の2辺内寸の和 44+44=88
(図面寸法)
A 加工前の板金の長さ=90
@ - A= - 2(2辺の和)が縮み量になります。
展開長の計算
図面が外寸の場合
外寸から伸び量(正数表示)を減算します。
50-10/2=45*2=90となります。
図面が内寸の場合
内寸から量を縮み(負数表示)を正数として、加算します。
44+2/2=45*2=90
参考 (90゜曲げの場合)の移動量
材料別移動量
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加工後の板金
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