原点出し計算機  コマツ仕様
            曲げ寸法と曲げ条件から、機械の正しい位置決め寸法を計算します
標準仕様
正付け計算機
V幅  曲げ寸法 移動量 ブレーキ
入力寸法
ノ ギス
計測寸法
6     0 45
8     0 44
10     0 43
12 20   1.7 18.3 60.3
16     0 40
20     0 38
25     0 35.5
 逆付け計算機
V幅  曲げ寸法  移動量  ブレーキ
入力寸法
ノ ギス
計測寸法
6     0 5
8     0 6
10     0 7
12  20  1.7 18.3 26.3
16     0 10
20     0 12
25     0 14.5
注意、伸び量は正数 、縮み量は負数で入力して下さい。

正付けによるノギスの計測方法
下記の模式図はSPHC=P 2.0tを外寸H=20にダイのV幅12、最小曲げRで曲げる場合のものです。
計算機では上記の通りとなります。
なを、SPHC=Pの2.0tをV12、最小曲げRで90゚に曲げる場合の移動量は1.7で計算しています。
移動量の詳細は、各自のデータあるいは、
材料別移動量表をご覧ください。
突き当てからB側面までの寸法が60.3であれば、機械の正しい位置決め寸法が出たことになります。

ダイ寸法表
(標準タイプダイ)
V幅 正付け 逆付け W
6 45 5 50
8 44 6 50
10 43 7 50
12 42 8 50
16 40 10 50
20 38 12 50
25 35.5 14.5 50
事例 V12-20

正付け計算機の作成

入力条件
 材 質      SPHC=P
 板 厚      2.0t
 曲げ角      90゚曲げ
 曲げ寸法     20.0
 移動量      1.7
 曲げ条件    最小曲げR V12選択 ダイ正付け

計算機のイメージ  (V幅12のみ選択し、説明しています。)
セル位置であらわしますと下記の通りとなります。
セル位置 B C D E F
3 V幅 曲げ寸法 移動量 ブレーキ入力寸法 ノギス 計測寸法
4 12 20 1.7 18.3 60.3
ダイ寸法表 (標準タイプダイ)
セル位置 B C D E
5 V幅 正付け 逆付け ダイ幅
6 12 42 8 50

ブレーキ入力寸法セルE4の入力
プレスブレーキへの入力は、曲げ寸法から移動量を減じたものです。
セル位置で表しますと[ C4-D4 ]になります。
曲げ寸法 20  C4
移動量 1.7  D4
ブレーキ入力寸法 18.3  20-1.7[ C4-D4 ]

ノギス計測寸法セルF4の入力
ブレーキ 入力寸法セルE4に上記ダイ寸法表V14の正付け寸法の41.5を加算した数値になります。
セル位置で表しますと[ E4+C6 ]になります。
ブレーキ入力寸法 18.3  E4
正付け寸法 42  C6
ノギス計測寸法 60.3  18.3+42 [ E4+C6 ]

逆付けの場合は、8.0を加算します
セル位置で表しますと[ E4+D6 ]になります。
ブレーキ入力寸法 18.3  E4
逆付け寸法 8  D6
ノギス 計測寸法 26.3  18.3+8.0 [ E4+D6 ]

底溝仕様

標準仕様と同様に計算します。

底溝タイプ仕様ダイ寸法表
V幅
ダイ幅
正付け
逆付け
6 37 32.5 4.5
8 39 33.5 5.5
10 37 30.5 6.5
12 39 31.5 7.5
12 45.5 38 7.5
14 45 36.5 8.5
16 50 40.5 9.5
18 45 34.5 10.5
20 45.5 33.5 12.0
25 50 35.5 14.5
下図は、SS400、 2.0tを底溝タイプダイV12、 最小曲げR 、90゚、
L=20.0で 曲げる場合の例です。 移動量は1.7で計算しています。


注意

カタログおよびインターネット上の資料から、ダイ寸法表を作成しましたが、仕様が変更されている場合などがありますので
計算機の作成にあたっては、現場の金型にあわせて作成してください。
アマダ、コマツはプレスブレーキ製作メ−カー名です。

その他
計算機の使用にあたっては、正確な移動量を入力してください。
なお、底溝タイプも同様な計算式になりますので、説明は、省略しています。


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