鈍角外寸検査計算機の作成
  
0゚<θ<90゚
      現在値を入力すると修正寸法値が表示されます

必  須  入  力 参 考 寸 法
図面の外寸 曲げ角度 板 厚 冶具の高さ 内  寸 補正寸法
50 60 6 30 46.54 -0.18
選  択  入  力
ノ ギ ス 計測寸法 バックゲージ入力寸法
計測値 正しい値 現在入力値 正しい値
67.50 67.32 45.10 44.92
補正寸法が負数は減算、正数は加算します
選択入力が未入力の場合は、補正寸法が加算表示されます
内寸は必ず確認しましょう

鈍角検査の模式図

外寸の検査方法
冶具を使用することにより、簡単に手元の測定器で計測できます。
適当な高さ(ここでは30)の図面のような平板を切り出します。         
Aは、ピンで高さ30の平板に90度に立てます。 
この時、ピンと冶具とは溶接しておきます。
ピンの位置はこだわりません。(利き腕によって仕様を逆にした方がよいかも?)
出来上がった冶具を定盤に置きます。
冶具に沿わせて曲げた製品を置きます。
ノギスで図のようにピンの外側と製品の端までの寸法を計測します。
後は、計算機に入力すれば必要な寸法が求められます。
上記および右記の事例は、SS6Tを60度に曲げた事例です。
なお冶具に角材を用いた検査は、下記のとおりです。
この場合、完成品と定盤の密着に注意します。

角材を用いた検査方法

この場合、10□は平板に固定になります。

検査時の注意事項 (出展:図面と曲げ完成品の寸法検証方法)
角度曲げ作業後の部品を定盤の上でハイトゲージで下記 図 1 のように曲げ部に各辺の延長上の内寸の交点を罫書いておきます。
曲げ作業後の部品を定盤に50の辺を直角に置き、下記 図 2 の外寸50に対応する内寸の46.88(内寸の交点となるべき位置)を測定します。
また、他辺外寸40に対応する、内寸36.88も測定します。
罫書き面は曲げ作業により膨らんでいるので、ベルダーで平滑にしてから罫書きます。


外寸検査用計算機の作成
現在値を入力すると修正寸法値が表示されます
セル位置で表示します
セル位置
5 必  須  入  力 参 考 寸 法
6 図面の外寸 曲げ角度 板 厚 冶具の高さ 内  寸 補正寸法
7 50 60 6 30 46.54 -0.18
8 選  択  入  力
9 ノギス計測寸法 バックゲージ入力寸法
10 計 測 値 正しい値 現在入力値 正しい値
11 67.50 67.32 45.10 44.92
 補正寸法が負数の場合は、数値分だけ減算します
 選択入力が未入力の場合は、補正寸法が加算表示されます
 内寸は必ず確認しましょう
 
 

各セルへの入力式
ノ ギス修正寸法セルC11
冶具の高さ 30  E7
30度のTAN値 0.58  TAN((90-C7)/180*PI())
冶具の底辺 17.32  E7*TAN((90-C7)/180*PI())
図面の外寸 50  B7
正しい値 67.32  外寸+底辺 (E7*TAN((90-C7)/180*PI()))+B7
バックゲージ修正寸法セルE11
現在値入力 45.10  D11
補正寸法 -0.18  G7
正しい値 44.92  D11+G7
内寸法セルF7
図面の外寸 50  B7
板厚の角度差 3.46  TAN(C7/2/180*PI())*D7
内寸法 46.54  B7-TAN(C7/2/180*PI())*D7
補正寸法セルG7
修正寸法 67.32  C11
計測寸法 67.50  B11
補正寸法 -0.18  C11-B11

注意
板厚、冶具の高さは、実測値を使用してください。
角度は0゚<θ<90°以上入力出来ないよう入力規則で設定しましょう。
セルに入力する場合、隙間を空けずに詰めて入力してください。
隙間を空けるとエラーがでます。
数式の先頭はかならず[ = ]を付けましょう。
数式は拘りません。


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