★ (社会問題編) 放置竹林全伐後の竹木を野積み放置された空き地の経過 2019:05:01  その 1 
新聞記事  放置竹林 迫る地滑り、、、(2019:01:10 読売新聞夕刊) 高齢、過疎化で手回らず

その 1では、2016年の冬季に放置竹林が全伐採されたが、その後、竹の発生対策がされた場所とされなかった場所の訳3年間の経過や竹林の放置が社会問題になっている昨今、除草剤を使わず一人で何処まで竹の発生を阻止できるか試してみました

         ★ 2016年の冬季の全伐から、2018年の秋口までの経過になります

★ 事例の説明
近所の空き地(地目、山林 約1500u 一面が法面を形成 H=約5m)が、永年放置され、大木の間に真竹が所狭しと生えている状態でした
家屋への枝の侵害、落葉、害虫などの問題から、誰かが地主に掛け合って全伐に至ったと聞いています
伐採後の廃材の処理とその後の管理について、何も話し合いを行っていなかったようで、切り倒して、野積みしたままの状態が続いていました
伐採した竹の枝が掃われていない現状で、もし、子供が遊びに来た場合、枯れた尖った竹枝先や切株の状態などに非常な危険を感じるところでした
なので、子供達の怪我の心配から、校区小学校の教頭先生と生活指導の先生に現地立会いをお願いし、危険箇所の報告を済ませたところです
冬場に限らず、この山林の落ち葉が酷く、近くの道路、公園、排水路の清掃を家内と行っていたところですが、特に竹や紅葉の葉は風で散り易くさらに、箒で掃いてもアスファルト道路や水路にはり付いて取れないので困っていたところです
偶然、伐採業者と地主の伐採前の立会(伐採木に印を付けていた)の時に地主に面接し、「迷惑になる立木は無断で刈らしてもらう」ことに許可を得ているところです
また、周辺は旧村で狭あい道路が多く震災時の火災危険度が高いと考えられ、放置伐採材の緩衝空地が必要と思われます

★ 新生タケノコ継続刈り取りの3年間の経過
 (2016.02月〜2018.10月)
そこで、「タケの1m刈り」の効果が広くHPで紹介されていたので、参考にして実践することにしました
伐採は、寒い時期に行われたので、真竹は翌年にタケノコを発生させるため前年の夏場に十分な栄養を蓄えて越年していると考えられます
伐採後の竹の繁茂は各方面からのホームページで公開されて知り得ていたところですが、全伐初年度の発生タケノコの数は、ハンパないもので大きな黒いタケノコがニョキニョキと三倍返しの発生状態で驚きでした
だんだん細くなりますが、刈っても、刈ってもモグラ叩きのように出てきますし、さらに、刈った後に上部の節からも枝葉が伸びてきます
真竹のタケノコの発生は、5月の下旬から7月中旬までの約2ヶ月がピークで夏の土用に入り盛夏になると途端に無くなり、枝、葉の盛んな成長に移るようです
特に、2018年は夏期の異常な暑さと雨量が影響しているのか、特定外来生物のアレチウリが異常な速度での生育を確認したところです
以下に写真で3年間の経過状況を説明をします


その 1では、2016年の冬季に放置竹林が全伐採されたが、その後、竹の発生対策がされた場所とされなかった場所の訳3年間の経過や竹林の放置が社会問題になっている昨今、除草剤を使わず一人で何処まで竹の発生を阻止できるか試してみました
2016年の冬季の全伐から、2018年の秋口までの経過になります

★ 事例の説明
近所の空き地(地目、山林 約1500u 一面が法面を形成 H=約5m)が、永年放置され、大木の間に真竹が所狭しと生えている状態でした
家屋への枝の侵害、落葉、害虫などの問題から、誰かが地主に掛け合って全伐に至ったと聞いています
伐採後の廃材の処理とその後の管理について、何も話し合いを行っていなかったようで、切り倒して、野積みしたままの状態が続いていました
伐採した竹の枝が掃われていない現状で、もし、子供が遊びに来た場合、枯れた尖った竹枝先や切株の状態などに非常な危険を感じるところでした
なので、子供達の怪我の心配から、校区小学校の教頭先生と生活指導の先生に現地立会いをお願いし、危険箇所の報告を済ませたところです
冬場に限らず、この山林の落ち葉が酷く、近くの道路、公園、排水路の清掃を家内と行っていたところですが、特に竹や紅葉の葉は風で散り易くさらに、箒で掃いてもアスファルト道路や水路にはり付いて取れないので困っていたところです
偶然、伐採業者と地主の伐採前の立会(伐採木に印を付けていた)の時に地主に面接し、「迷惑になる立木は無断で刈らしてもらう」ことに許可を得ているところです
また、周辺は旧村で狭あい道路が多く震災時の火災危険度が高いと考えられ、放置伐採材の緩衝空地が必要と思われます

★ 新生タケノコ継続刈り取りの3年間の経過
 (2016.02月〜2018.10月)
そこで、「タケの1m刈り」の効果が広くHPで紹介されていたので、参考にして実践することにしました
伐採は、寒い時期に行われたので、真竹は翌年にタケノコを発生させるため前年の夏場に十分な栄養を蓄えて越年していると考えられます
伐採後の竹の繁茂は各方面からのホームページで公開されて知り得ていたところですが、全伐初年度の発生タケノコの数は、ハンパないもので大きな黒いタケノコがニョキニョキと三倍返しの発生状態で驚きでした
だんだん細くなりますが、刈っても、刈ってもモグラ叩きのように出てきますし、さらに、刈った後に上部の節からも枝葉が伸びてきます
真竹のタケノコの発生は、5月の下旬から7月中旬までの約2ヶ月がピークで夏の土用に入り盛夏になると途端に無くなり、枝、葉の盛んな成長に移るようです
特に、2018年は夏期の異常な暑さと雨量が影響しているのか、特定外来生物のアレチウリが異常な速度での生育を確認したところです
以下に写真で3年間の経過状況を説明をします

★ 伐採前の状態
夏場は、やぶ蚊、ブヨ、アブ、ダニ、毛虫、ムカデ、蟻、蜂などで大変です     ヤマカガシの生息情報もありました
真竹が一面に生えて、子供の遊び場になっていた
大木もありターザンごっこも出来た

★ 伐採後の状態
大木、竹は切り倒した状態で放置されたままで現在に至る
2016年冬期に伐採後の法面の状態です
竹は枝を払わずに積み置きの状態です
葉が落ちると、尖った枝が表れて危険が増します
下からタケノコが生えてきて積まれた竹を持ち上げている場所もあります
この状態では、害虫の巣になるのでは?
日光が良く当たるようになり、2〜3年すると竹のほか、アカメガシワ、ニガキ?、ヤブカラシ、セイタカアワダチソウ、アレチウリなどが所狭しと競争で生えてきます


★ 南方向の状態 2枚を1枚にしてパノラマ写真にしています
注、3年後の2018年6月中旬に撮影   周囲の景色は白抜きにしています
三年間の竹の成長がわかります  放置すれば毎年竹の勢力が強くなり、全面が左側写真のような竹林になります



★ タケノコを放置した場合の経過(パノラマの左側の部分
三年目から、法律で処理や運搬が制限されている特定外来生物の指定を受けたアレチウリの勢力が増してきました
3年後の2018年6月中旬の写真
手前のタケノコは作業範囲内で刈り取り可能です
約1か月半後の2018年7月下旬の写真
7月下旬になれば、タケノコの発生がほとんどありません
隠れていた成長したタケノコ
根本を探して刈ります
★ その他の場所
隙間から顔を出してきた竹の写真
根本を探すのが大変です
根本から刈り取り後の写真
少し日が経ってからの写真です
アレチウリの勢力が強い法面 (ウリと竹の戦い?)
竹の光合成が妨げられるが、新たな対策が?

★ 放置竹林が伐採されて野積みされた竹山対策
三年目に入って、毎年タケノコを刈り続けているので、茎が細くなり、発生量が激減しました
手前から、長い竿先に取り付けた鎌で引っ張って刈り取ります。 軽くて丈夫でよく切れる長い道具が必要です
初年度に生えるタケノコの皮は厚いので、鎌より刃の数の多い鋸の方がよく切れるようで先端に鋸を使用していました

パノラマの右側の写真
毎日刈っていても一日でこれくらい伸びます   枝葉が開く頃までは、茎が柔らかいので簡単に刈れます
鎌は、3本繋ぎで6mの範囲がカバー出来ます  アルミパイプは径25ミリで継手は水道の塩ビパイプを使用しています
使用している自作の鎌
写真のように2mのアルミパイプの先に鎌を取り付けて使用しています
柄がしなるので、3本繋ぎが作業使用可能限度で、届かない所は、注意しながら野積みされた竹山の上に乗って作業をします

危険な作業になるので野積みされた竹山の下に生えた小竹を刈り取りながら、野積みされた長い竹を取り出し、枝を払って別の場所に積み作業スペースをつくります
この作業のおかげで、来年から竹山の上に乗って作業することが無くなりそうです


★ 加工した鋸、鎌
全伐後の黒い太いタケノコ用に使用していた鋸 (高枝鋸の刃を加工)
タケノコの皮が丈夫なので皮に食い込むように切欠きを付けています
大きくなり過ぎた場合、うまく切れなくて、下部の節部分で折れる場合があります
作業後はしっかりと手入れをしなければすぐに錆びます。 現在は、高枝切りに使用

太いタケノコが生えなくなったので、現在は鎌を使用している
刃の長さは、150ミリの両刃です。  切れ味は抜群です
中厚鎌なので、下草刈りも兼用で使用しています
2〜3本の繋ぎはタケノコ用に、1本ものは下草用に使用しています

★ 第三者宅の壁際に侵入した木の枝を切断 (法面の作業)
左側の枝先(3〜4m)が壁に届く寸前でした
頼まれていませんでしたが、見るに見かねて!!!

完了  まず、進入路を作ってからの作業でした
切り倒したままの持ち上げられた竹が現れました

枝の次に太い幹を切断します
切っても、来年、また枝が伸びます

★ 別の場所の竹山
平面に積まれた竹の間からタケノコと小竹がが生えています (2018年夏の写真 当初は黒い太いタケノコでした)
伸びたタケノコは飛び出している部分で刈り、葉を付けた小竹は先端部分を刈って光合成を阻害します
このままの状態を続けて、何年か先にこの場所の竹山も崩すことになります


法面の状態 (左上と同場所)
伐採竹が持ち上げられている状態
竹の枝が絡んで大変そうです

★ 野積みされた竹の山を崩しているところ
昨年まで、タケノコを刈ることに時間割かれて、三年目にやっと竹山を整理ができる時間的な余裕ができました
2018年は猛暑日が続き作業中止の日が続きました(真夏の酷暑作業なので、朝7時頃から一時間程度の作業しかできませんが、、、)
枝を払う必要があるので整理が大変です
枝を払った竹は手前に積み替えます (ほじくっていくような作業になります)

★ 2週間ほどすると
積み替えた竹は草で覆われてきます  2018年8月初旬の状態   
3年経つと、野積みされた太い竹も脆くなって人力で砕けるものも出てきます。 砕ける竹は、砕いておきます
小竹を放置すると、やがて、元の木阿弥の竹林に戻ります。 なので、根気よく小竹を刈り取り竹山を崩していきます
小竹は、鎌で地面に近い位置で水平に引いて切るので、上部が揺れないため、切断面が尖らず危険が少なくなります
酷暑作業の必需品です
これが有ると作業が大変楽になります
ファンと電池は購入しましたが、作業着はジャンパーに穴を開けて再利用しています


★ 暑い夏場はお休みで、、、、 その後の、2018年10月の状態
記録的な暑さが続き雑草が伸び放題になったので、10月初旬から作業用通路から切り開きました 
伸び放題なので、次回から前もって除草しておかなければならない草種がわかりました
除草前の作業用通路
除草後の作業用通路(南方向)
除草後の作業用通路(北方向)
竹山を崩していた場所の除草後の状態 切り開いた他のルート(アレチウリの進入は無い) 特定外来生物のアレチウリが占領状態

今後、アレチウリの対策も必要になってきます。

次回は、作業用通路の除草と竹山の切り崩し作業になります

★ 2016年以降の経過は、↓下記画像にリンクしています


★ 空き地での出会い
タヌキのぽん太 サギの仲間? 模様がクロ似のニャー君


TOPページへ
各サイトで掲載に不都合のある場合は、お知らせください
なお、専門用語で間違いがある場合がありましたらご容赦ください

     U.R.L  https://ae060201.web.fc2.com/
MAIL  ae060201@ybb.ne.jp




inserted by FC2 system