あーる曲げ計算機
 R>5t 0゚<θ≦90゚
曲  げ  条  件
材  料  SS400
板  厚 6t
辺寸法 60*70
内 R 40
角 度 60゚
曲げピッチ 5
計算機のイメージ
曲げ条件を セル位置で表しますと
セル位置
3 板 厚 内 R 角 度 曲げピッチ 手前側外寸 当り側外寸
4 6 40 60 5 70 60
求める条件を セル位置で表しますと
セル位置 D E F G
7 曲げ開始点 曲げ終了点 曲げ回数 角度/回 展開長 高 さ
8 75.97 35.94 9 6.67 121.91 54.96

に入力→実行すると
必要な数値がかえります
必要な数値がかえります について
     注意、クリックすると、数値はExcelのセル位置でかえります。
         説明は、計算機のイメージのセル位置になります。
☆セルへの入力
曲げ開始点セルB8の入力
外寸からR部の角度差を、減算しR部を加算したものから曲げピッチの1/2を減算したものです。
[(G4-TAN(D4/2/180*PI())*(C4+B4))+((C4+B4/2)*PI()/180*D4)-E4/2]になります.
外 寸 60.00  G4
R部の角度差 26.56  TAN(D4/2/180*PI())*(C4+B4)
R部のL 45.03  C4+B4/2)*PI()/180*D4
曲げピッチ/2 2.50  E4/2
曲げ開始点 75.97  60.00-26.56+45.03-2.50

曲げ終了点セルC8の入力

外寸からR部の角度差を、減算し曲げピッチの1/2を加算したものです。
[(G4-(TAN(D4/2/180*PI())*(C4+B4))+E4/2)]になります。
外 寸 60.00  G4 
R部の角度差 26.56  TAN(D4/2/180*PI())*(C4+B4)
曲げピッチ/2 2.5.0  E4/2
曲げ終了点 35.94  60.00-26.56+2.50

曲げ回数セルD8の入力
曲げ開始点から曲げ終了点の寸法を減算した寸法を、曲げピッチで除算し、間隙数を小数点以下を四捨五入
したものに1を加算したものです。
この式を入力するとき、曲げ回数が割り切れないので、小数点以下を四捨五入し、整数にする必要があるため
ここでは、関数ROUNDを使用します。  ほかに、ROUNDUP,ROUNDDOWNがあります。
四捨五入あるいは、切捨てのどちらを選択するかは曲げピッチによります。

曲げ回数 9  ROUND((B8-C8)/E4+1,0)

曲げ角度/回セルE8の入力
曲げ角度を曲げ回数で除算したものです。
曲げ角度/回 6.67  D4/D8

展開長セルF8の入力  
当り側、手前側の各直線部にR部分を加算したものです。
[((C4+B4/2)*PI()/180*D4)+(G4-(TAN(D4/2/180*PI())*(C4+B4)))+(F4-TAN(D4/2/180*PI())*(C4+B4))]になります。
当り側の直線部、手前側の直線部、R部のLに分けて計算します。
当り側の直線部 33.44  G4-(TAN(D4/2/180*PI())*(C4+B4))
手前側の直線部 43.44  F4-TAN(D4/2/180*PI())*(C4+B4)
R部のL 45.03  (C4+B4/2)*PI()/180*D4
展開長 121.91  33.44+43.44+45.03

高さ寸法セルG8への入力

SIN関数により外寸の高さと板厚の角度差を求め加算します。
[
SIN(D4/180*PI())*G4+SIN((90-D4)/180*PI())*B4]になります。
当り側の高さ寸法で寸法検査をします。

外寸の高さ 51.96  SIN(D4/180*PI())*G4
板厚の角度差 3.00  SIN((90-D4)/180*PI())*B4
高 さ 54.96  51.96+3

注意、角度は0゚<θ≦90°以上入力出来ないよう入力規則で設定しましょう。
   数式は拘りません。
   曲げ開始点は、当り側からの寸法です。

曲げ順など
作業時は、必ず原寸図を引きましょう。
実際の曲げ作業は、回数、一回あたりの曲げ角度は割り切れないので、 曲げ開始点と終了点を位置決めし、
中央部付近で寸法の調整曲げをする必要があります。
曲げ回数が進むごとに手前側が上昇していくので、当たり側が突き当てに確実に当るよう突き当ての下に受け板
(万力などで突き当てに受け板を固定する)をつけて曲げれば、楽に作業ができます。
最初の曲げだけ、曲げ角度が強くなります。
曲げ角度は早いうちに補正しましょう。
プレスブレーキにより、NC入力可能な機種があります。



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